riffleshuffle

キャラクター

ディアヒストリー25

翌日。ついに倭国との会談が始まった。それほど大きくはないシャフル城の応接室に、これほどの人が集まったのはいつぶりだろうか。長方形の部屋の中央には少々長めのテーブルが用意されており、暖炉側上座には領主、そして向かって左側には倭国のヨシノリと...
キャラクター

ディアヒストリー24

平和な暮らしを送っていたある日の事。リフルシャッフル侯国宛に一通の手紙が届けられた。侍女よりその手紙を受け取った領主が書斎で眉間に皴を寄せる。馴染みのない紙や印。装丁は変わらぬ普通の手紙だが、鼻孔をさすインクの香りが開封せずとも感じられた...
未分類

ディアヒストリー23

1618年。金色の美しい髪が冷たい風を受けサラサラと揺れる。日々課される厳しい淑女のお稽古事を終えた若き18歳のシャッフル王女は、いつもの場所へと向かって歩き出した。城の外。少し殺風景な色の無い一画。訪れたのは牢獄塔だった。白い石造りの円...
未分類

ディアヒストリー22

領主 ディア! シャッフル王女 ……お父様…… 王妃の部屋にて倭国に関する書類を発見したシャッフル王女は、自身の記憶を懸命に探りながら、その書類を隅々まで読み漁っていた。しかし全てに目を通しきらぬうちに、開け放たれた王妃部...
未分類

ディアヒストリー21

エリーナさんはお父様から与えられた土地の視察に出かけ、しばらく城を留守にしてございます。いつも騒がしかった私の隣も今ではすっかり静かとなり、無事かつての日常に戻って参りました。エリーナさんが専属侍女から解かれ少しの寂しさはございますが、久...
キャラクター

ディアヒストリー20

リフルシャッフル侯領の東側はバロック調の建物が並び、煌びやかな雰囲気で満たされているのに対し、西側は深い樹木が鬱蒼と生い茂り、暗く不気味な冷気で満たされている。立ち入った者は行方不明になることが多く、無事帰還できた者も、見たことの無い魔獣...
キャラクター

サブストーリー1

【祓魔師と魔女の前日譚】 つまんなあい、と間伸びした声が工房に響く。いったい何度目になるやら。机に顎を乗せて完全にふてくされた少女が羽根ペンで羊皮紙に落書きをしながら、制作意欲が湧く珍しい怪物はいないのかと嘆く。刺さるような視線を背...
キャラクター

ディアヒストリー19

その後。エリーナさんはすっかり元気を取り戻し、いきいきと侍女の任に励みました。驚くべき事に、自分から先輩侍女たちに頭を下げ、本来の侍女の任ではない炊事や洗濯、お掃除まで教わっているようです。舞踏会の一件から2か月程が経ったある日のこと。未...
キャラクター

ディアヒストリー18

元女家庭教師が帰った後、私はシャッフル王女の許可を得て自室に戻った。しばらくして、どちらかの侍女が夕食の時間だと呼びに来たのだが、私はいらないと言って断った。なんとなく綺麗になった部屋。なんとなく清潔になったベットの上で、私は膝を抱え顔を...
未分類

ディアヒストリー17

エリーナさんを侍女に任じてから数日が経ちました。しかし。身についた習慣とはなかなか抜けきらないものです。寝坊故の数分の遅刻は当たり前として、姿勢の悪さからマナーの欠落、呼称間違いに加え一定の注意回数を超えると逆切れするなど一向に進歩がみら...
タイトルとURLをコピーしました