riffleshuffle

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ディアヒストリー30

南門が見えてきた。未だ小さく見える門へ向かって、一本道を走り抜けた。甲冑を身に纏ったシャッフル王女は、ヘルムの隙間から門の周囲を凝視する。同じく鎧で覆われた愛馬シャルロットを華麗に操り林を抜け、門近隣の村を注意深く見渡した。 シャッ...
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ディアヒストリー29

シャッフル王女は皆で朝食を済ませた後、ダイニングから立ち去ろうとする領主とエリーナを呼び止めて応接室に集まるよう声を掛けた。いつもとは違う声色、そしていつもとは違う瞳の輝きに、二人は何かを感じ取りすぐに了解を返答する。領主は「先に行ってて...
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ディアヒストリー28

深い眠りの深淵で、誰かに名を呼ばれ振り返る。 ??? ディアよ…… 仄暗い夢の中、振り返ったその先に、金色に輝く獣がいた。 シャッフル王女 あなたは……グリフォン…… 鷲の頭と大きな翼。獅子の身体に大きな鉤爪。...
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ディアヒストリー27

シャッフル王女 全て……思い出しました…… 飛び散った花瓶の最後の欠片が音を消し再び静寂を生み出した時、シャッフル王女は静かに目を開け、濡れた足元を見つめながら呟いた。忘れ去られていた記憶の数々が、一瞬のうちに蘇り繋がる。毅然と椅...
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ディアヒストリー26

街人1 最近、王妃様の姿が見えないねぇ…… 街人2 言われてみれば…… お加減でも悪いのかしら? 街人3 いや……ここだけの話、鍛冶屋の若いもんが城から墓地へと向かう葬列を見たらしいんだ 街人1 葬列ぅ!?ど...
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ディアヒストリー25

翌日。ついに倭国との会談が始まった。それほど大きくはないシャフル城の応接室に、これほどの人が集まったのはいつぶりだろうか。長方形の部屋の中央には少々長めのテーブルが用意されており、暖炉側上座には領主、そして向かって左側には倭国のヨシノリと...
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ディアヒストリー24

平和な暮らしを送っていたある日の事。リフルシャッフル侯国宛に一通の手紙が届けられた。侍女よりその手紙を受け取った領主が書斎で眉間に皴を寄せる。馴染みのない紙や印。装丁は変わらぬ普通の手紙だが、鼻孔をさすインクの香りが開封せずとも感じられた...
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ディアヒストリー23

1618年。金色の美しい髪が冷たい風を受けサラサラと揺れる。日々課される厳しい淑女のお稽古事を終えた若き18歳のシャッフル王女は、いつもの場所へと向かって歩き出した。城の外。少し殺風景な色の無い一画。訪れたのは牢獄塔だった。白い石造りの円...
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ディアヒストリー22

領主 ディア! シャッフル王女 ……お父様…… 王妃の部屋にて倭国に関する書類を発見したシャッフル王女は、自身の記憶を懸命に探りながら、その書類を隅々まで読み漁っていた。しかし全てに目を通しきらぬうちに、開け放たれた王妃部...
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ディアヒストリー21

エリーナさんはお父様から与えられた土地の視察に出かけ、しばらく城を留守にしてございます。いつも騒がしかった私の隣も今ではすっかり静かとなり、無事かつての日常に戻って参りました。エリーナさんが専属侍女から解かれ少しの寂しさはございますが、久...
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